
こんにちは、マサです。
今回のトピックは、「英会話力を高めるために辞書を使うな!」という話です。
前回の記事で、辞書を引きまくってボキャブラリを増やすことが大切であると述べました。http://hub1234.com/eikaiwa/english-study/16
一見それとは矛盾しているように見えるかもしれませんが、違います。
わからない言葉があっても、辞書を使っていられない状況があるから、それに対処する力が必要だということです。
どんな状況のために?
長文読解の練習の際に、「一回の問題に対して辞書を使う回数を制限しなさい。
言葉がわからなくても状況から推測しなさい」と指導する講師もいます。
実際に試験のときでは辞書を使うことは許されません。
それにビジネスの場などでも、
いちいち辞書を出していられない状況は想像できるから、
そういう状況にも対応できないといけないわけです。
筆者の体験談
まず私のお話をしますと、私があまりにも授業中に辞書を使いすぎるせいで、
講師から「You are a dictionary addict.(あなたは辞書中毒だ)」と言われました(笑)
「この英文のこの単語わからないな。辞書辞書・・・」という状況下では
先生に「辞書を使うな。文脈から意味を推測しなさい」と言われ、
スピーキングの授業の最中に、
「これを言いたい。日本語なら○○という単語ひとつでいいけど、この単語は英語でなんだろう?さて辞書辞書・・・」
というときも「辞書を使うな。知っている言葉を駆使して表現しなさい」と言われました。
旅行中にイギリス人旅行者に話しかけられたときも、
そのとき両手がふさがっていて辞書を使えず、
ナーバスになってしまってまともに会話できなかった苦い思いでもあります(笑)
わからない英単語に直面したときは?
一つ目は、上記でも話しましたが、
1、文脈や状況から推測
「太郎は水を持ってきて、電気ポットの中に○○した。」の
○○がわからかったとします。
何が予測されるでしょう?
まず文脈からして「○○した」という動詞であることが考えられます。
では、どんな動詞が来るか・・・
「注入した(注いだ)」以外に考えられません。
今、ここでギャグを入れようと思って、可能性としてゼロではないけど、ありえない動作を考えましたが、思い浮かばなかったほどです。
2、単語のスペルから予測
例1:「~able」で終わる言葉は、動詞とつなぎ合わされて「~できる」という言葉であるのが普通
drinkable=drink+able=飲める / drinkable water=飲用水
例2:「~ness」で終わる言葉は形容詞とつなぎ合わされて「~さ」という言葉であるのが普通
hardness=hard+ness=硬さ / hardness of water=水の硬度
それらの法則や語源の説明については、解説本が山ほど出版されているので興味がある人は購入をお勧めします。
伝えたいことを英語化ができないときは?
例えば、 「Airconditioner エアコン」という言葉を知らなくても、
「a machine that makes the temperature cooler(空気をより冷たくする機械)」とか
「a machine which cools air(空気を冷やす機械)」とか、聞く人が理解できる方法はあるわけです。
私の友人の話をすると、 彼は本当にボキャブラリが少なかったです。
でも、多くのフィリピン人と仲良くなり、 プライベートで仲良くなり、コミュニケーションを楽しんでいました。
彼は単語力は低くても、既に貯蔵されている単語を使いこなす力があったから、
言いたいことが正しく伝えられたのだと思います。
まとめ
・辞書を使うことは語彙力向上に大切だけど、辞書を使わずに理解・表現する力も必要!
・わからない英語に直面したら、状況から推測せよ!
・伝えたいことを英語で言語化できなければ、知っている英語を駆使して表現せよ!